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まずは、全ての大元である、クラスチェンジシステムの紹介です。
といっても個々のモンスターがどのクラスに属するのか、クラスチェンジに必要なLV、SPについてはキャラ・モンスター毎データに既に書かれてありますので省略します。
ここで紹介するのは「クラスチェンジをすることにより何が変化するか」ということです。
当たり前のことですが、クラスチェンジをするとモンスターの姿が変わります。そしてこれに付随して、属性、装備可能武器種類、基本攻撃力修正値、基本防御力修正値、基本魔力修正値、基本敏捷度修正値、ダメージ補正がクラスチェンジ後のモンスターのものになります。
これも当然のことながら(というかこれが主目的)、クラスチェンジをするとチェンジ後のモンスターが所持する特殊能力を新たに習得することができます。
特殊能力の習得に関する基本法則をまず、ロボット系のクラスチェンジを例に挙げて説明します。
名称 | クラス | 特殊能力名称 | 初期LV | 初期経験値 | 成長タイプ | 特殊能力欄 |
---|---|---|---|---|---|---|
SA−100 | ロボット系 | スピードアップ | 1 | 14251 | 3 | 1 |
SA−200 | ロボット系 | スピードダウン | 1 | 14251 | 3 | 2 |
PA−100 | ロボット系 | ストライクパワー | 1 | 14251 | 3 | 3 |
PA−200 | ロボット系 | パワーロス | 1 | 14251 | 3 | 4 |
CAA−5 | ロボット系 | ジャンピングハイ | 2 | 31750 | 2 | 5 |
CAA−5 | ロボット系 | パワーシュート | 2 | 31751 | 3 | 7 |
CAM−6 | ロボット系 | ジャンピングロー | 2 | 31750 | 2 | 6 |
CAM−6 | ロボット系 | イージーシュート | 3 | 40001 | 1 | 8 |
上表は習得特殊能力データよりロボット系の取得特殊能力を抜粋したものです。ロボット系は習得特殊能力が一切かぶらないので説明が単純です(^^)。
特殊能力の習得順を比較するため、ブラキアの封印の遺跡でラヴィッシュしたLV60のSA−100を2匹用意し、違う順番でクラスチェンジさせていきます。
1匹目をSA−100−1という名前とし、SA−100 → CAM−6 → CAA−5 → PA−200 → PA−100 → SA−200 とクラスチェンジさせます。
2匹目をSA−100−2という名前とし、SA−100 → SA−200 → PA−100 → PA−200 → CAA−5 → CAM−6 とクラスチェンジさせます。
クラスチェンジ直後には新たに習得した特殊能力は初期経験値6000(+成長タイプ値)、LV0として登録されています。よって特殊能力名称を確認することができません。その後、レベルアップさせていき、各々の特殊能力の習得状況を比較します。
SA−100−1 | SA−100−2 |
---|---|
LV67になると両方ともスピードダウン、ストライクパワー、パワーロス、パワーシュートを覚えます。しかし順番は変わっています。 | |
LV73になると両方ともジャンピングハイ、ジャンピングローを覚えます。 | |
LV85になると両方ともイージーシュートを覚えます。これで、全ての特殊能力を習得したことになります。 |
この2つの例の比較から以下のことが判明します。
「クラスチェンジにより習得する特殊能力は特殊能力欄8から特殊能力欄1へ上に向かって埋まっていく」
SA−100−1の場合は、最初にCAM−6にクラスチェンジしたため、特殊能力欄8にジャンピングロー、特殊能力欄7にイージーシュートが格納されます。ジャンピングローとイージーシュートの順番はデフォルトの特殊能力欄が若いほうが先に配置されます。モンスター図鑑に載っている特殊能力の上から先に配置されると言い換えることもできます。その後の状況は下表を参照。
特殊能力欄 | 初期状態 | → | CAM−6に クラスチェンジ | → | CAA−5に クラスチェンジ | → | PA−200に クラスチェンジ | → | PA−100に クラスチェンジ | → | SA−200に クラスチェンジ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | |||||
2 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | スピードダウン | |||||
3 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | ストライクパワー | ストライクパワー | |||||
4 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | パワーロス | パワーロス | パワーロス | |||||
5 | 空欄 | 空欄 | パワーシュート | パワーシュート | パワーシュート | パワーシュート | |||||
6 | 空欄 | 空欄 | ジャンピングハイ | ジャンピングハイ | ジャンピングハイ | ジャンピングハイ | |||||
7 | 空欄 | イージーシュート | イージーシュート | イージーシュート | イージーシュート | イージーシュート | |||||
8 | 空欄 | ジャンピングロー | ジャンピングロー | ジャンピングロー | ジャンピングロー | ジャンピングロー | |||||
(9) | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | |||||
(10) | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 |
SA−100−2の場合は、最初にSA−200にクラスチェンジしたため、特殊能力欄8にスピードダウンが格納されます。その後の状況は下表を参考。
特殊能力欄 | 初期状態 | → | SA−200に クラスチェンジ | → | PA−100に クラスチェンジ | → | PA−200に クラスチェンジ | → | CAA−5に クラスチェンジ | → | CAM−6に クラスチェンジ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | スピードアップ | |||||
2 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | イージーシュート | |||||
3 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | ジャンピングロー | |||||
4 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | パワーシュート | パワーシュート | |||||
5 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | ジャンピングハイ | ジャンピングハイ | |||||
6 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | パワーロス | パワーロス | パワーロス | |||||
7 | 空欄 | 空欄 | ストライクパワー | ストライクパワー | ストライクパワー | ストライクパワー | |||||
8 | 空欄 | スピードダウン | スピードダウン | スピードダウン | スピードダウン | スピードダウン | |||||
(9) | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | |||||
(10) | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 | 空欄 |
これが、クラスチェンジ時の特殊能力習得に関する基本法則です。
続いて特殊能力がかぶる場合の例としてガーゴイル系のクラスチェンジを例に挙げて説明します。
名称 | クラス | 特殊能力名称 | 初期LV | 初期経験値 | 成長タイプ | 特殊能力欄 |
---|---|---|---|---|---|---|
ガーゴイル | ガーゴイル系 | スピードアップ | 1 | 14250 | 2 | 1 |
ガーゴイル | ガーゴイル系 | スピードダウン | 0 | 5003 | 3 | 2 |
ガーゴイル | ガーゴイル系 | チャージ | 1 | 8000 | 0 | 3 |
スペランカー | ガーゴイル系 | スピードダウン | 0 | 5003 | 3 | 2 |
スペランカー | ガーゴイル系 | スリープウィンド | 1 | 13002 | 2 | 4 |
マスターガーゴイル | ガーゴイル系 | スピードアップ | 0 | 5003 | 3 | 1 |
マスターガーゴイル | ガーゴイル系 | スピードダウン | 1 | 14250 | 2 | 2 |
マスターガーゴイル | ガーゴイル系 | チャージ | 1 | 8000 | 0 | 3 |
マスターデーモン | ガーゴイル系 | マインドバスター | 0 | 3002 | 2 | 5 |
マスターデーモン | ガーゴイル系 | サンダーストーム | 1 | 13002 | 2 | 7 |
グレートデーモン | ガーゴイル系 | スリープウィンド | 0 | 3002 | 2 | 4 |
グレートデーモン | ガーゴイル系 | マインドバスター | 2 | 29002 | 2 | 5 |
グレートデーモン | ガーゴイル系 | 怪光線 | 1 | 13002 | 2 | 6 |
キングデーモン | ガーゴイル系 | スリープウィンド | 0 | 4002 | 2 | 4 |
キングデーモン | ガーゴイル系 | マインドバスター | 0 | 3002 | 2 | 5 |
キングデーモン | ガーゴイル系 | 怪光線 | 3 | 40001 | 1 | 6 |
キングデーモン | ガーゴイル系 | デス | 3 | 40001 | 1 | 8 |
上表は習得特殊能力データよりガーゴイル系の取得特殊能力を抜粋したものです。先ほどのロボット系とは違い、サンダーストームとデス以外の特殊能力がかぶっています。
特殊能力の習得状況を比較するため、アミーグの封印の遺跡でラヴィッシュしたLV70のマスターデーモンを2匹用意し、違う順番でクラスチェンジさせていきます。
ガーゴイル系はかぶっている特殊能力があるため、全ての特殊能力を覚えるために全モンスターにクラスチェンジする必要がありません。そこで、
1匹目はマスターデーモン−1という名前とし、何も考えずに、マスターデーモン → マスターガーゴイル → グレートデーモン → キングデーモン とクラスチェンジさせます。
2匹目をマスターデーモン−2という名前とし、「ちょっと考えて」、マスターデーモン → マスターガーゴイル → スペランカー → キングデーモン → グレートデーモン とクラスチェンジさせます。
先ほどと同様にレベルアップをしていき、各々の特殊能力の習得状況を比較します。
マスターデーモン−1 | マスターデーモン−2 |
---|---|
LV77になるとマスターデーモン−1はスピードアップを、マスターデーモン−2はスピードアップとスピードダウンを覚えます。 | |
LV83になるとマスターデーモン−1はスピードダウンとスリープウィンドを、マスターデーモン−2はスリープウィンドと怪光線を覚えます。 | |
LV95になるとマスターデーモン−1は怪光線とデスを、マスターデーモン−2はデスを覚えます。 | |
LV101になると両方ともマインドバスターを覚えます。これで、チャージを除く全ての特殊能力を習得したことになります。 |
この2つの例の比較から以下のことが判明します。
「クラスチェンジする前と後のモンスターが同じ特殊能力を持っていた場合、成長タイプはクラスチェンジ後のモンスターのものに変化する」
2つの例を比較しての違いは、スピードダウンと怪光線の習得時期の違いです。これはマスターデーモン−2が、マスターガーゴイルにクラスチェンジした後にスペランカーにクラスチェンジしたこと、キングデーモンにクラスチェンジした後にグレートデーモンにクラスチェンジしたことが原因です。先ほどの「ちょっと考えて」、というのは成長タイプが高くなるようにクラスチェンジの順番を考えたということです(^^)。その後の状況については下表を参照。
特殊能力欄 | 初期状態 | → | マスターガーゴイルに クラスチェンジ | → | グレートデーモンに クラスチェンジ | → | キングデーモンに クラスチェンジ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | デス | 1 | |||
2 | 空欄 | - | 空欄 | - | 怪光線 | 2 | 怪光線 | 1 | |||
3 | 空欄 | - | 空欄 | - | スリープウィンド | 2 | スリープウィンド | 2 | |||
4 | 空欄 | - | チャージ | 0 | チャージ | 0 | チャージ | 0 | |||
5 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | |||
6 | 空欄 | - | スピードダウン | 2 | スピードダウン | 2 | スピードダウン | 2 | |||
7 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | |||
8 | 空欄 | - | スピードアップ | 3 | スピードアップ | 3 | スピードアップ | 3 | |||
(9) | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | |||
(10) | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - |
特殊能力欄 | 初期状態 | → | マスターガーゴイルに クラスチェンジ | → | スペランカーに クラスチェンジ | → | キングデーモンに クラスチェンジ | → | グレートデーモンに クラスチェンジ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | デス | 1 | デス | 1 | ||||
2 | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 怪光線 | 1 | 怪光線 | 2 | ||||
3 | 空欄 | - | 空欄 | - | スリープウィンド | 2 | スリープウィンド | 2 | スリープウィンド | 2 | ||||
4 | 空欄 | - | チャージ | 0 | チャージ | 0 | チャージ | 0 | チャージ | 0 | ||||
5 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | マインドバスター | 2 | ||||
6 | 空欄 | - | スピードダウン | 2 | スピードダウン | 3 | スピードダウン | 3 | スピードダウン | 3 | ||||
7 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | サンダーストーム | 2 | ||||
8 | 空欄 | - | スピードアップ | 3 | スピードアップ | 3 | スピードアップ | 3 | スピードアップ | 3 | ||||
(9) | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | ||||
(10) | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - | 空欄 | - |
これが、クラスチェンジ時の特殊能力習得に関する基本法則その2です。
なお、チャージについては成長タイプが0であるため、習得することはできません。このことはキャラ&モンスターデータベース・説明に書いてあるとおりです。
クラスチェンジは先ほどのロボット系やガーゴイル系のように色違いのモンスターだけではなく、姿の違うモンスターへもチェンジ可能です。その際、クラスチェンジ後のモンスターが新しい系統の武器を扱える場合、その新しい武器系統の熟練度が追加されます。ただし、クラスチェンジ後のモンスターがデフォルトで持っている熟練LVではなく、常にLV1となります。
ウォーロックからアーチメイジへクラスチェンジした例。フレイルの武器熟練度が追加になっています。アーチメイジのフレイルデフォルトLVは2ですが、クラスチェンジ後はLV1で追加されます。ちなみにもう一度ウォーロックに戻っても鎌の熟練LVは2のままです。一度育てた武器熟練度はクラスチェンジに関わらず保存されます。
基本移動力はクラスチェンジ後のモンスターのものになります。上記のウォーロック→アーチメイジの例で示している通りです。これに対し、投げレベル、受けレベル、反撃レベル、ジャンプレベルは「ある例外」を除きクラスチェンジの前後では変化せず、LVUP時に再計算されます。これによるデメリットは次項で。
モンスターの持つ飛行敵、アンデッドの特性はクラスチェンジ後のモンスターのものになります。
通常敵のサーペントから飛行敵であるワイバーンへクラスチェンジした例。飛行敵の特性が付加され、ジャンプレベルが0になります。この場合のみクラスチェンジ時のジャンプレベル変化があります(先ほどの「ある例外」です)。
飛行敵のサラマンダーから通常敵であるリヴァイアサンへクラスチェンジした例。飛行敵の特性はなくなりますが、ジャンプレベルは変化せず0のままです。LVUPすれば再計算され、ジャンプレベルが3になります。
基本回避率・基本防御率・基本魔防御はクラスチェンジ後のモンスターのものになります。
ステータス異常タイプもクラスチェンジ後のモンスターのものになります。
追加タイプもクラスチェンジ後のモンスターのものになります。
既に仲間になっているので関係ないのですが(^^;)、ラヴィッシュ確率についてもクラスチェンジ後のモンスターのものになります。