クラスチェンジシステム

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まずは、全ての大元である、クラスチェンジシステムの紹介です。

クラスチェンジ1

といっても個々のモンスターがどのクラスに属するのか、クラスチェンジに必要なLV、SPについてはキャラ・モンスター毎データに既に書かれてありますので省略します。

ここで紹介するのは「クラスチェンジをすることにより何が変化するか」ということです。

1.姿

当たり前のことですが、クラスチェンジをするとモンスターの姿が変わります。そしてこれに付随して、属性、装備可能武器種類、基本攻撃力修正値、基本防御力修正値、基本魔力修正値、基本敏捷度修正値、ダメージ補正がクラスチェンジ後のモンスターのものになります。

2.特殊能力の習得

これも当然のことながら(というかこれが主目的)、クラスチェンジをするとチェンジ後のモンスターが所持する特殊能力を新たに習得することができます。

特殊能力の習得に関する基本法則をまず、ロボット系のクラスチェンジを例に挙げて説明します。

名称クラス特殊能力名称初期LV初期経験値成長タイプ特殊能力欄
SA−100ロボット系スピードアップ11425131
SA−200ロボット系スピードダウン11425132
PA−100ロボット系ストライクパワー11425133
PA−200ロボット系パワーロス11425134
CAA−5ロボット系ジャンピングハイ23175025
CAA−5ロボット系パワーシュート23175137
CAM−6ロボット系ジャンピングロー23175026
CAM−6ロボット系イージーシュート34000118

上表は習得特殊能力データよりロボット系の取得特殊能力を抜粋したものです。ロボット系は習得特殊能力が一切かぶらないので説明が単純です(^^)。

特殊能力の習得順を比較するため、ブラキアの封印の遺跡でラヴィッシュしたLV60のSA−100を2匹用意し、違う順番でクラスチェンジさせていきます。

1匹目をSA−100−1という名前とし、SA−100 → CAM−6 → CAA−5 → PA−200 → PA−100 → SA−200 とクラスチェンジさせます。
2匹目をSA−100−2という名前とし、SA−100 → SA−200 → PA−100 → PA−200 → CAA−5 → CAM−6 とクラスチェンジさせます。

クラスチェンジ直後には新たに習得した特殊能力は初期経験値6000(+成長タイプ値)、LV0として登録されています。よって特殊能力名称を確認することができません。その後、レベルアップさせていき、各々の特殊能力の習得状況を比較します。

SA−100−1SA−100−2
クラスチェンジ2クラスチェンジ3
クラスチェンジ4クラスチェンジ5
LV67になると両方ともスピードダウン、ストライクパワー、パワーロス、パワーシュートを覚えます。しかし順番は変わっています。
クラスチェンジ6クラスチェンジ7
LV73になると両方ともジャンピングハイ、ジャンピングローを覚えます。
クラスチェンジ8クラスチェンジ9
クラスチェンジ10クラスチェンジ11
LV85になると両方ともイージーシュートを覚えます。これで、全ての特殊能力を習得したことになります。

この2つの例の比較から以下のことが判明します。

「クラスチェンジにより習得する特殊能力は特殊能力欄8から特殊能力欄1へ上に向かって埋まっていく」

SA−100−1の場合は、最初にCAM−6にクラスチェンジしたため、特殊能力欄8にジャンピングロー、特殊能力欄7にイージーシュートが格納されます。ジャンピングローとイージーシュートの順番はデフォルトの特殊能力欄が若いほうが先に配置されます。モンスター図鑑に載っている特殊能力の上から先に配置されると言い換えることもできます。その後の状況は下表を参照。

SA−100−1の特殊能力習得状況
特殊能力欄初期状態CAM−6に
クラスチェンジ
CAA−5に
クラスチェンジ
PA−200に
クラスチェンジ
PA−100に
クラスチェンジ
SA−200に
クラスチェンジ
スピードアップスピードアップスピードアップスピードアップスピードアップスピードアップ
空欄空欄空欄空欄空欄スピードダウン
空欄空欄空欄空欄ストライクパワーストライクパワー
空欄空欄空欄パワーロスパワーロスパワーロス
空欄空欄パワーシュートパワーシュートパワーシュートパワーシュート
空欄空欄ジャンピングハイジャンピングハイジャンピングハイジャンピングハイ
空欄イージーシュートイージーシュートイージーシュートイージーシュートイージーシュート
空欄ジャンピングロージャンピングロージャンピングロージャンピングロージャンピングロー
(9)空欄空欄空欄空欄空欄空欄
(10)空欄空欄空欄空欄空欄空欄

SA−100−2の場合は、最初にSA−200にクラスチェンジしたため、特殊能力欄8にスピードダウンが格納されます。その後の状況は下表を参考。

SA−100−2の特殊能力習得状況
特殊能力欄初期状態SA−200に
クラスチェンジ
PA−100に
クラスチェンジ
PA−200に
クラスチェンジ
CAA−5に
クラスチェンジ
CAM−6に
クラスチェンジ
スピードアップスピードアップスピードアップスピードアップスピードアップスピードアップ
空欄空欄空欄空欄空欄イージーシュート
空欄空欄空欄空欄空欄ジャンピングロー
空欄空欄空欄空欄パワーシュートパワーシュート
空欄空欄空欄空欄ジャンピングハイジャンピングハイ
空欄空欄空欄パワーロスパワーロスパワーロス
空欄空欄ストライクパワーストライクパワーストライクパワーストライクパワー
空欄スピードダウンスピードダウンスピードダウンスピードダウンスピードダウン
(9)空欄空欄空欄空欄空欄空欄
(10)空欄空欄空欄空欄空欄空欄

これが、クラスチェンジ時の特殊能力習得に関する基本法則です。

続いて特殊能力がかぶる場合の例としてガーゴイル系のクラスチェンジを例に挙げて説明します。

名称クラス特殊能力名称初期LV初期経験値成長タイプ特殊能力欄
ガーゴイルガーゴイル系スピードアップ11425021
ガーゴイルガーゴイル系スピードダウン0500332
ガーゴイルガーゴイル系チャージ1800003
スペランカーガーゴイル系スピードダウン0500332
スペランカーガーゴイル系スリープウィンド11300224
マスターガーゴイルガーゴイル系スピードアップ0500331
マスターガーゴイルガーゴイル系スピードダウン11425022
マスターガーゴイルガーゴイル系チャージ1800003
マスターデーモンガーゴイル系マインドバスター0300225
マスターデーモンガーゴイル系サンダーストーム11300227
グレートデーモンガーゴイル系スリープウィンド0300224
グレートデーモンガーゴイル系マインドバスター22900225
グレートデーモンガーゴイル系怪光線11300226
キングデーモンガーゴイル系スリープウィンド0400224
キングデーモンガーゴイル系マインドバスター0300225
キングデーモンガーゴイル系怪光線34000116
キングデーモンガーゴイル系デス34000118

上表は習得特殊能力データよりガーゴイル系の取得特殊能力を抜粋したものです。先ほどのロボット系とは違い、サンダーストームとデス以外の特殊能力がかぶっています。

特殊能力の習得状況を比較するため、アミーグの封印の遺跡でラヴィッシュしたLV70のマスターデーモンを2匹用意し、違う順番でクラスチェンジさせていきます。

ガーゴイル系はかぶっている特殊能力があるため、全ての特殊能力を覚えるために全モンスターにクラスチェンジする必要がありません。そこで、

1匹目はマスターデーモン−1という名前とし、何も考えずに、マスターデーモン → マスターガーゴイル → グレートデーモン → キングデーモン とクラスチェンジさせます。
2匹目をマスターデーモン−2という名前とし、「ちょっと考えて」、マスターデーモン → マスターガーゴイル → スペランカー → キングデーモン → グレートデーモン とクラスチェンジさせます。

先ほどと同様にレベルアップをしていき、各々の特殊能力の習得状況を比較します。

マスターデーモン−1マスターデーモン−2
クラスチェンジ12クラスチェンジ13
クラスチェンジ14クラスチェンジ15
LV77になるとマスターデーモン−1はスピードアップを、マスターデーモン−2はスピードアップとスピードダウンを覚えます。
クラスチェンジ16クラスチェンジ17
LV83になるとマスターデーモン−1はスピードダウンとスリープウィンドを、マスターデーモン−2はスリープウィンドと怪光線を覚えます。
クラスチェンジ18クラスチェンジ19
LV95になるとマスターデーモン−1は怪光線とデスを、マスターデーモン−2はデスを覚えます。
クラスチェンジ20クラスチェンジ21
クラスチェンジ22クラスチェンジ23
LV101になると両方ともマインドバスターを覚えます。これで、チャージを除く全ての特殊能力を習得したことになります。

この2つの例の比較から以下のことが判明します。

「クラスチェンジする前と後のモンスターが同じ特殊能力を持っていた場合、成長タイプはクラスチェンジ後のモンスターのものに変化する」

2つの例を比較しての違いは、スピードダウンと怪光線の習得時期の違いです。これはマスターデーモン−2が、マスターガーゴイルにクラスチェンジした後にスペランカーにクラスチェンジしたこと、キングデーモンにクラスチェンジした後にグレートデーモンにクラスチェンジしたことが原因です。先ほどの「ちょっと考えて」、というのは成長タイプが高くなるようにクラスチェンジの順番を考えたということです(^^)。その後の状況については下表を参照。

マスターデーモン−1の特殊能力習得状況
特殊能力欄初期状態マスターガーゴイルに
クラスチェンジ
グレートデーモンに
クラスチェンジ
キングデーモンに
クラスチェンジ
空欄-空欄-空欄-デス1
空欄-空欄-怪光線2怪光線1
空欄-空欄-スリープウィンド2スリープウィンド2
空欄-チャージ0チャージ0チャージ0
マインドバスター2マインドバスター2マインドバスター2マインドバスター2
空欄-スピードダウン2スピードダウン2スピードダウン2
サンダーストーム2サンダーストーム2サンダーストーム2サンダーストーム2
空欄-スピードアップ3スピードアップ3スピードアップ3
(9)空欄-空欄-空欄-空欄-
(10)空欄-空欄-空欄-空欄-
マスターデーモン−2の特殊能力習得状況
特殊能力欄初期状態マスターガーゴイルに
クラスチェンジ
スペランカーに
クラスチェンジ
キングデーモンに
クラスチェンジ
グレートデーモンに
クラスチェンジ
空欄-空欄-空欄-デス1デス1
空欄-空欄-空欄-怪光線1怪光線2
空欄-空欄-スリープウィンド2スリープウィンド2スリープウィンド2
空欄-チャージ0チャージ0チャージ0チャージ0
マインドバスター2マインドバスター2マインドバスター2マインドバスター2マインドバスター2
空欄-スピードダウン2スピードダウン3スピードダウン3スピードダウン3
サンダーストーム2サンダーストーム2サンダーストーム2サンダーストーム2サンダーストーム2
空欄-スピードアップ3スピードアップ3スピードアップ3スピードアップ3
(9)空欄-空欄-空欄-空欄-空欄-
(10)空欄-空欄-空欄-空欄-空欄-

これが、クラスチェンジ時の特殊能力習得に関する基本法則その2です。

なお、チャージについては成長タイプが0であるため、習得することはできません。このことはキャラ&モンスターデータベース・説明に書いてあるとおりです。

3.装備可能武器の武器熟練度

クラスチェンジは先ほどのロボット系やガーゴイル系のように色違いのモンスターだけではなく、姿の違うモンスターへもチェンジ可能です。その際、クラスチェンジ後のモンスターが新しい系統の武器を扱える場合、その新しい武器系統の熟練度が追加されます。ただし、クラスチェンジ後のモンスターがデフォルトで持っている熟練LVではなく、常にLV1となります。

クラスチェンジ24 クラスチェンジ25

ウォーロックからアーチメイジへクラスチェンジした例。フレイルの武器熟練度が追加になっています。アーチメイジのフレイルデフォルトLVは2ですが、クラスチェンジ後はLV1で追加されます。ちなみにもう一度ウォーロックに戻っても鎌の熟練LVは2のままです。一度育てた武器熟練度はクラスチェンジに関わらず保存されます。

4.基本移動力

基本移動力はクラスチェンジ後のモンスターのものになります。上記のウォーロック→アーチメイジの例で示している通りです。これに対し、投げレベル、受けレベル、反撃レベル、ジャンプレベルは「ある例外」を除きクラスチェンジの前後では変化せず、LVUP時に再計算されます。これによるデメリットは次項で。

5.飛行敵、アンデッド

モンスターの持つ飛行敵、アンデッドの特性はクラスチェンジ後のモンスターのものになります。

クラスチェンジ26 クラスチェンジ27

通常敵のサーペントから飛行敵であるワイバーンへクラスチェンジした例。飛行敵の特性が付加され、ジャンプレベルが0になります。この場合のみクラスチェンジ時のジャンプレベル変化があります(先ほどの「ある例外」です)。

クラスチェンジ28 クラスチェンジ29

飛行敵のサラマンダーから通常敵であるリヴァイアサンへクラスチェンジした例。飛行敵の特性はなくなりますが、ジャンプレベルは変化せず0のままです。LVUPすれば再計算され、ジャンプレベルが3になります。

6.基本回避率・基本防御率・基本魔防御

基本回避率・基本防御率・基本魔防御はクラスチェンジ後のモンスターのものになります。

7.ステータス異常タイプ

ステータス異常タイプもクラスチェンジ後のモンスターのものになります。

8.追加タイプ

追加タイプもクラスチェンジ後のモンスターのものになります。

9.ラヴィッシュ確率

既に仲間になっているので関係ないのですが(^^;)、ラヴィッシュ確率についてもクラスチェンジ後のモンスターのものになります。


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最終更新:2007年4月8日  ありのす