装備特殊効果「クリティカルが出る」の調査

これまで装備特殊効果「クリティカルが出る」についてその詳細な効果が調査されていなかったため、今回調査を行いました。

調査方法

　装備特殊効果「クリティカルが出る」を装備した状態と装備しない状態でクリティカルが発生する確率を比較する。・・・こう書くと非常に簡単です(^^)。しかし確率の調査というものは非常に難しいのです。正しい結論を導くためにはそれなりの試行回数が必要になります。この地味な調査故、どのＨＰでもこれまで調査されてこなかったのだと思います。

　調査の前にアークザラッド２におけるクリティカルというものについて確認しておきます。アークザラッド２におけるクリティカルは他のゲームのような防御力無視のダメージとか、一撃必殺の攻撃のことではありません。通常攻撃ダメージ計算機にある最終ダメージ欄のうち、一番右にある「パターン８」のダメージのことです。計算機をいじってみるとわかりますが、この「パターン８」のダメージは熟練レベルが１３以上で出るダメージです。装備特殊効果「クリティカルが出る」は熟練レベルに関わらず、ある一定の確率でこの「パターン８」のダメージを出す効果であると推測できます。

　もう１つクリティカルについて誤解されやすいのが、モーションとの関係です。以前どこかのＨＰで、『エルクの槍のクリティカルは「２回突いたあと、炎をまとった突き」の攻撃である』というように書かれていましたが、これは正解ではありません。エルク槍装備時の「２回突いたあと、炎をまとった突き」のモーションは「パターン８」だけではなく、「パターン６」、「パターン７」のダメージの時にも出ます。ですのでクリティカルを判断するにはモーションだけに惑わされず、ダメージ値に注目しなくてはなりません。

　以上を踏まえて実際に調査を実施しました。調査条件は、まず、クリティカルが絶対出ない「熟練レベル３」で「クリティカルが出る」武器を装備した場合、続いてクリティカルが出る「熟練レベル１５」で「クリティカルが出る」武器を装備した場合、そして比較のための「熟練レベル１５」で「クリティカルが出る」武器を装備しない場合です。試行回数は各1000回としました。

ここまでの所要時間約６時間(^^;)。ただひたすら攻撃を繰り返すという地味なことこの上ない調査でした(^^;)。しかしその調査の疲れも新たな真実を解明することで吹っ飛びます(^^)。

調査結果のまとめです。

まとめ

熟練レベル３での結果から「クリティカルが出る」によるクリティカル発生率は約１６％となりました。熟練レベル１５のクリティカル発生回数は「クリティカルが出る」装備で２７９回、装備無しで１３５回でした。装備ありの場合の２７９回のうち、熟練レベル３の時と同様に１６１回が装備特殊効果によるものと仮定すると、「パターン３」の発生確率は３０８／（１０００−１６１）≒３６．７％、「パターン４」の発生確率は４１３／（１０００−１６１）≒４９．２％、「パターン８」の発生確率は（２７９−１６１）／（１０００−１６１）≒１４．１％となり、装備無しの場合の発生確率とほぼ一致します。

以上の結果から

• 装備特殊効果「クリティカルが出る」のクリティカル発生率は約１６％
• 装備特殊効果「クリティカルが出る」のクリティカル発生率は熟練レベルに依存しない

ということがいえそうです。

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