追加特殊能力システム

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続いて追加特殊能力システムの紹介です。

追加特殊能力とはその名の通り特殊能力を追加できるシステムです。各クラスごとに６つ設定されている特殊能力の中から最大２つを選んで追加することができます。追加するには追加特殊能力ごとに設定されている必要ＬＶをクリアしている必要がありますが、それさえクリアしていれば何度でも追加・交換・削除が可能です。もっとも交換する度にそれまでに成長させた特殊能力経験値はリセットされてしまいますが(^^;)。どのクラスがどの特殊能力を追加できるのか、および追加特殊能力のＬＶ、経験値、成長タイプ、必要ＬＶについては追加特殊能力データベースにすでにありますので省略します。

ここでは「追加特殊能力の追加法則および習得特殊能力との関係で役に立つ現象」を紹介します。

１．追加特殊能力の追加法則

追加特殊能力の追加に関する基本法則をロボット系の追加特殊能力を例に挙げて説明します。

上表は追加特殊能力データよりロボット系の追加特殊能力を抜粋したものです。トルネードが２つあるのはバグでしょう(^^)。それはさておき、追加特殊能力は習得特殊能力と独立しているわけではなく、密接な関係があります。

ロボット系の習得特殊能力データを載せておきます。その追加法則の基本を確認するため、ブラキアの封印の遺跡でラヴィッシュしたＬＶ６０のＳＡ−１００をＬＶ８０にレベルアップしたモンスターを２匹用意し、違うタイミングで追加特殊能力を追加させてみます。

１匹目をＳＡ−１００−３という名前とし、ＳＡ−１００　→　ＳＡ−２００　→　ＰＡ−１００　→　ＰＡ−２００　→　ＣＡＡ−５　→　ＣＡＭ−６　とクラスチェンジさせた後、追加特殊能力「トルネード」、「ブリザード」を追加します。
２匹目をＳＡ−１００−４という名前とし、追加特殊能力「トルネード」、「ブリザード」を追加した後、ＳＡ−１００　→　ＳＡ−２００　→　ＰＡ−１００　→　ＰＡ−２００　→　ＣＡＡ−５　→　ＣＡＭ−６　とクラスチェンジさせます。

その後、レベルアップさせていき、各々の特殊能力の習得・追加状況を比較します。

ＳＡ−１００−３	ＳＡ−１００−４
ＬＶ１０５で全ての習得特殊能力を覚えます。
その時の特殊能力の状況です。明らかな違いがあります。

この２つの例の比較から以下のことが判明します。

「追加特殊能力により追加される特殊能力は特殊能力欄１から特殊能力欄１０へ下に向かって埋まっていく」

それと特殊能力について、以下の重要な法則が判明します。

「特殊能力欄１〜８が埋まった時点でクラスチェンジによる習得特殊能力を習得できなくなる」

ＳＡ−１００−３の場合は、先にクラスチェンジしたため、特殊能力欄９に「トルネード」、特殊能力欄１０に「ブリザード」が追加されて、特殊能力が１０個となります。

ＳＡ−１００−４の場合は、最初に特殊能力を追加したため、特殊能力欄２に「トルネード」、特殊能力欄３に「ブリザード」が追加されます。その後クラスチェンジをしていきますが、ＣＡＡ−５にクラスチェンジした時点で特殊能力欄１〜８が埋まってしまいます。すると、その後にＣＡＭ−６にクラスチェンジをしても「ジャンピングロー」、「イージーシュート」を習得できなくなります。「ジャンピングロー」、「イージーシュート」を習得したい場合は、追加特殊能力「トルネード」、「ブリザード」を削除した後、もう一度ＣＡＭ−６にクラスチェンジしなければなりません。

これが、追加特殊能力に関する基本法則です。

２．欄１〜８を利用した習得特殊能力調整

続いて追加特殊能力システムを利用した便利な方法の紹介です。まずは、欄１〜８を利用した習得特殊能力の調整方法を紹介します。

先ほどのＳＡ-１００−４はＣＡＭ−６にクラスチェンジする前に欄１〜８が埋まってしまったため、クラスチェンジをしても新たな特殊能力を習得しませんでした。基本的にはこれの応用です。仮にＣＡＭ−６の習得特殊能力のうち、「ジャンピングロー」を覚えたいが、「イージーシュート」は覚えたくないとします。それを実現する方法です。

ＳＡ−１００−４の手順で最初に「トルネード」のみを追加し、「ブリザード」は追加しないようにするだけです。すると、ＣＡＡ−５にクラスチェンジした時点で、欄３（と欄９、１０）のみが空欄となります。この状態でＣＡＭ−６にクラスチェンジするとまず、空いている欄３に「ジャンピングロー」が登録され、この時点で欄１〜８が埋まるため、次の「イージーシュート」は習得しません。

この流れは以下のようになっています。

クラスチェンジ時に習得する特殊能力の順番は決まっているので、残念ながら「イージーシュート」を覚えて「ジャンピングロー」を覚えないということはできません。でも自分好みの特殊能力を揃えるのにこの技は非常に役立ちます。

３．欄９、１０を利用した習得特殊能力の複数所持

あまり知られていないことですが、モンスターは同じ特殊能力を複数所持することができます。知っていると便利な場合があるので紹介します。

特殊能力を１０個持っているＳＡ−１００−３を例に挙げて紹介します。この技をするためにはＬ１／Ｒ１ボタンでできる、「特殊能力の並び替え」を使う必要があります。戦闘中特殊能力のウィンドウを開いてある特殊能力を選んでＬ１／Ｒ１ボタンを押すと色が変わり、もう１つの特殊能力を選んでもう一度Ｌ１／Ｒ１ボタンを押すと２つの特殊能力の並び替えをすることができます。この機能は便利な上にモンスター改造にとってとても重要です(^^)。

「特殊能力の並び替え」を使い、追加特殊能力である「トルネード」、「ブリザード」を欄４、５へ、ＣＡＡ−５の習得特殊能力である「パワーシュート」、「ジャンピングハイ」を欄９、１０へ並び替えました。

次にマザークレアの館へ行き、「追加特殊能力」で一度追加した「トルネード」、「ブリザード」を削除します。

その後、ＣＡＡ−５へクラスチェンジをします。

クラスチェンジ後、ＬＶを上げていきます。すると、

ＣＡＡ−５が覚える特殊能力、「パワーシュート」、「ジャンピングハイ」を習得します。「パワーシュート」、「ジャンピングハイ」をそれぞれ２つずつ所持するモンスターの完成です(^^)。この流れは以下の通りです。

普通に考えれば同じ特殊能力が２つあるなど無駄以外の何物でもないのですが、モンスター改造を行ううえで手順の効率化に役立つ場合などもあり、知っておいて損は無い方法です。

なお、この方法が可能ということは特殊能力の習得に関して以下のルールがあるということになります。

クラスチェンジをした際、特殊能力欄１〜８にクラスチェンジ後のモンスターが習得できる特殊能力と同じ特殊能力が無く、かつ空欄がある場合に新たな特殊能力が登録される

言い換えれば、クラスチェンジ時には欄９、１０は見ていないわけですね(^^)。そしてこのことがもう一つのメリットを生み出します。それは

欄９、１０にある特殊能力はクラスチェンジで成長タイプが変化しない

例えば、既に成長タイプ３の特殊能力を持っている状態で、次にクラスチェンジする予定のモンスターが成長タイプ１の同じ特殊能力を持っている場合、その特殊能力を欄９か欄１０に移動させてからクラスチェンジすれば、成長タイプ３を維持できるわけです(^^)。もっとも欄１〜８に空欄があったらもう一つ同じ特殊能力を習得してしまう場合もありますので注意が必要ですが(^^;)。

４．ＬＶ０特殊能力を利用した追加特殊能力の多数追加方法

追加特殊能力を交換する際、通常であれば単純に、既に追加されている追加特殊能力（以下、旧追加特殊能力）と新しく追加する追加特殊能力（以下、新追加特殊能力）を同じ欄で交換するだけなのですが、旧追加特殊能力がＬＶ０である場合、少し異なる応動をします。それを紹介します。

ジャイアントバット系の追加特殊能力「アシッドブレス」は通常版ではバグのためＬＶ０で登録されています。これを例に挙げてこの現象を説明します。

まずは、ジャイアントバットをラヴィッシュし、ＬＶ１２０までＬＶＵＰします。

続いて、マザークレアの館へ行き、ＬＶ０アシッドブレスを追加します。

アシッドブレスＬＶ０が追加されました。しかしＬＶ０のため、名称が表示されません。

続いて今しがた追加したばかりのアシッドブレスＬＶ０とサンダーストームＬＶ３を交換します。

交換して上の画面にサンダーストームＬＶ３が登録されました。が、ここで下の説明文に注目してください。選んでいるのはサンダーストームＬＶ３なのですが、説明文がアシッドブレスＬＶ０のままです。つまり、交換したのにも関わらずアシッドブレスＬＶ０が消えていないのです。

ちなみに２つ目の空欄を選択すると、サンダーストームＬＶ３の説明文が出てきます(^^)。

続いてアシッドブレスＬＶ０とマインドバスターＬＶ２を交換します。

交換することができましたが、アシッドブレスＬＶ０はまだ残っています。更に画面上見ることはできませんが、マインドバスターＬＶ２もきちんと特殊能力に登録されています。

残りのサイレント、サンダーブレス、マジックシールドも交換により追加します。

まだ覚えていないアシッドブレスもＬＶＵＰすることにより、いずれ覚えます。このようにＬＶ０の追加特殊能力があれば、交換により追加特殊能力を６つ全て追加することもできます。

この流れは以下の通りです。

旧追加特殊能力をＬＶ０にすることで追加特殊能力を多数追加できるようになるこの裏技もモンスター改造の強力な武器になり得ます(^^)。

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