挑戦の歴史

「グランディアエクストリームの魅力は何か?」と聞かれれば、僕は「自ら目標を立て、検討し、実践し、達成することができること」と答えます。それぞれがそれぞれの目標に向かって挑戦し続けることができる『自由度』と『懐の深さ』こそがこのゲームシステムの最大最高の特徴だと思います。

そこで、ここでは僕がこれまで挑戦し、動画として投稿したものに対して今の時点で当時の思い出を振り返り、動画の中や説明文の中で語りきれなかった『ウラのウラ話』を紹介します(『ご乱心』についての考察など)。中には今は存在しないサイトやうろ覚えの部分もありますが、もし覚えている方がおりましたらご指摘お願いします。

このページが貴方の挑戦の『きっかけ』になれば幸いです。


挑戦その1 最大ダメージへの挑戦

最初は最大ダメージへの挑戦です。もともとはにょろ吉さんという方の「姫の落とし穴」というサイトで紹介されていた方法をそのまま真似たものです。にょろ吉さんは、4950Hitsを達成されていて2〜3千万ダメージをたたき出していました(うろ覚え)が、 「カンストするまでやる気はありませんので、興味がある人は挑戦してみてください」とおっしゃっていたのでそれなら、と僕が挑戦したものです。

戦略は吹雪耐性100%のダイノフリーザに対して、吹雪属性の武器で修羅の魂とスピードをつけたキャラのコンボを繋げるというものです。まだレベルドレインや種稼ぎを本格的に行う前のことですのでレベル250のキャラならわりと簡単にできます。

まずは5000Hitsを達成することを目標として8千万ダメージを叩きだせたので、6000Hitsに行ければ1億ダメージ越えが確認できると思いました。 この当時は行動力調整などという概念は全くなく、エヴァン、ブランドル、ティトの3人をコンボ継続要員として回避で調整しながらひたすら途切れさせないようにするので精一杯でした。

常に3人にビューネをかけ続けていたのも面倒でした。とはいえ、時間としては2時間程度で 6000Hitsに到達したので、集中力さえ切らさなければ比較的簡単にできるかと思います。僕はこの挑戦を達成してダメージカンストを確認した時点で一度満足してしばらくプレイを休止しました。ちなみに当時はエンコードすら良くわからず無編集でVHSに録画したものを投稿したので画質としては最低です(^^;)。


挑戦その2 最大コンボ数への挑戦(1回目)

挑戦その1の後、しばらくプレイを休止していましたがその後レベルドレインを利用したステータス増強やゼノス・リーいじめをしてそこそこ遊んでいました。そんな最中、掲示板である情報を目にしました。それは、『コンボ数が10000Hitsでもカンストせず、さらに続けて33334Hitsになってもコンボヒットビーナスもカンストしなかったからそこで止めた』というものでした。

この書き込みを見て僕は65535Hitsがカンストなのではないのかと考えました(ファミコン脳)。そして何とかその目標を達成しようと考えました。

しかし挑戦その1の経験から、3人の行動をビューネを継続しつつ制御し続けて65535Hitsを達成するのは困難だと判断せざるを得ませんでした。そこで目指したのは『2人でしかもビューネを使わずにコンボを継続させる』ことでした。

当時は敏捷を上げればIPゲージのスピードがどんどん上がると考えていました。そのため当面の目標はやはりステータス(敏捷)上げでした。また種稼ぎの効率よりレベルドレインの効率のほうが良いと考えられていました。 その主な理由としてレベルが高いとき(大体150以上)にレベルドレインを受けると時々『2レベル下がる』という現象があります(しかし下がる筋力などのステータスは1レベル分のみ)。しかも次のレベルまでたった数ポイントの経験値になりますので、そのまま敵を倒せば確実にレベルアップできます。 つまりレベル250並みのステータスを持ったレベル249のキャラが出来るわけです。更にギブス等をつけてこれを繰り返すことによってステータス上げを効率良く行えます。

そうして育てて到達したのがこの動画です。プレイ時間は953時間45分とカンスト間近ですね。エヴァンとミャムのレベルに着目してほしいのですが、ご覧のとおり250ではありません。これはレベルドレインによるステータス上げをしていた名残です。

パーティーは前回挑戦より、ティト、ジェイドOUT、カーマイン、ミャムINとなっています。これは今度の相手をボスであるヴォルトビースト(4脚形態)にしたためです。ヴォルトビースト(4脚形態)は打撃に対して100%耐性を持っているため、カーマインはラ・トラビアタ(コンボ+1)、ミャムはショットガンアロー(コンボ+6)が使えるためです。 また、ティトのナイフ(ミャムの弓もですが)は、ヴォルトビースト(4脚形態)に命中しないことがあるため、ティトは外しました。ミャムは(今回は出来ませんでしたが)必殺技『応援ガンバ』でIP調整ができるため、ジェイドと交代しました。

その1はステータス、スキルセットアップと毒遺跡の行軍のみです。緑の砲台バグを知っていれば約1分は短縮できましたね(^^;)。

その2は戦闘開始から4脚形態変化までです。個人的には「秘剣ガルシオン」によるキャンセル作戦はいいアイディアだったと思っています(通常のキャンセルではダメージを与えてしまうため)。製作者がブランドルにこの効果を持つアイテムを作ってくれたことに感謝したいです(^^)。 フォームチェンジ後COM〜ACTに移動するまで待機しているのは、こうしないと作戦を『正々堂々』を使ったときクリティカルを使ってしまうためです。

その3はコンボ開始時の状況です。ご覧のとおりブランドルの14Hitsコンボとエヴァンの回避1回+11Hitsコンボが同じタイミングになるように行動力調整しました。遅いカーマインとミャムのコンボはおまけみたいなものですが、今にして思えばこの2人の行動力が十分低かったからこそ出来た2人無限コンボですね。

その4は初めて編集した動画になります。65536Hitsを記録した時は割と本気で驚きました。ならば10万Hits行ってやる!と思いつつあの悪夢の瞬間を迎えるまでの動画です。

そしてfinalは悪夢からの復活と10万Hitsの衝撃ととどめです。あそこでもしコンボがつながらなかったら果たして再挑戦したかどうかはわかりません。また今まで気づいた人がいるかどうかはわかりませんが、実はミャムの行動力が遅すぎて虚脱の実で付加した抵抗力ダウンはヴォライドの時には回復してしまっています(^^;)。良く確認してみてください。 ちなみにこの動画にあった「なんというスターライトブレイカー」というコメントで初めて某魔法少女のことを知りました。それが次以降の動画のネタになりました(^^)。


挑戦その3 最大ダメージへの挑戦(2回目)

挑戦その2の最後、とどめの映像で、「ヴォライド1発4000万ダメージ」を確認した時、次に僕が考えたのはもちろん「ヴォライド1発9999万9999ダメージ」でした。 挑戦その2ではミャムの知力は5038でした。つまりカンスト(9999)まで上げればダメージは倍近くになるだろうと考えました。そして、抵抗力ダウンが途切れなければさらにダメージは上がるだろう。 そしてそして更にHit数を13万程度まで増やせばダメージはカンストするだろうとのウォーズマン理論の元、計画を立てました。

もう一つ、前回の経験から無限コンボをコマンド入力なしで行いたいというのがありました。そのためにブランドルとの無限コンボの相方をエヴァンからカーマインに変更すること、そしてIPの微調整はミャムの必殺技『応援ガンバ』で行うこととしました。 それを実現するため長時間の種稼ぎの結果にたどり着いたのがこの動画です。しかし、いざ挑戦を開始すると今後数年に渡って僕を悩ませ続けることになる問題『ご乱心』が現れだしました。 正体不明のこのバグに対してとりあえず『全員オートにするのはやめる』という対策で挑戦に臨みました(結果的にはこれは全く対策になっておらず単純にこの挑戦は運よく達成できただけでしたが)。

なのはネタを存分に駆使したためか(^^)、この動画は今までで一番の再生数を記録しました。もっとも、ディスガイアのコメント連発には辟易しましたが(^^;)。


挑戦その4 最大コンボ数への挑戦(2回目)

挑戦その3をやり遂げ、正直「やることはやり尽くしたかな?」と思いました。挑戦その3で『最大最後の挑戦』と言った手前、動画としてはここで終わっておくのが美しいだろう、と。 ただ、心の片隅にずっと引っかかっていたのは、「キュロア」でした。実は『不死系にキュロア』の方法自体には挑戦その3の種稼ぎの間に気が付いていました。 しかし、不死系の敵に打撃100%耐性を持つ敵がいないことが、大きなネックになっていました。動画内でも触れていますが、打撃100%耐性がないとカーマインの「ラ・トラビアタ」(コンボ数+1)が使えません。 「ラ・トラビアタ」なしでブランドルとカーマインの無限コンボを成立させるにはブランドルの敏捷を今の倍近くに上げなければならず、そのあまりに遠い道のりがこれ以上の挑戦を足踏みさせていました。

その迷いを断ち切ったのが御門天呼さんの「100万ヒット、行っちゃうんですか(笑)」の言葉でした。その言葉で7か月弱の種稼ぎ地獄が始まりました。

そうしてたどり着いたのがこの動画です。苦労の甲斐があって、この動画ではブランドルとカーマインの完全同期が完成しています。まだ、『全員オートにするとブランドルがご乱心する』と思い込んでいたので フルオートにはできませんでしたが、連射コントローラで○ボタンを連射モードにすることでセミフルオートが実現できました。動画中中途半端なHPでキュロアしている場面がありますが、 これは4時間程度なら放っておいても問題ないと判断してセミフルオート状態で外出するためでした(^^)。こうして112時間ほどすれば目標の999999Hitsのカンストを拝める・・・ハズでした。

結果はご覧のとおりです。まさかのご乱心でこの挑戦は失敗に終わりました。しかも実に微妙なところでコンボヒットボーナスが+999999%に届く寸前でしたので、その茫然自失はかなりのものでした。 でも、もしここで+999999%でカンストしないことを目撃してしまっていたら、その時点で心が折れていたかもしれません。あと少しで届く、というのが結果的に心をかろうじてつなぎとめたのかもしれません。 これも運命の導きだったのでしょうか?


挑戦その5 最大コンボ数への挑戦(3回目)

せめてコンボヒットボーナス+999999%を拝もうと挑戦その4の方法であの手この手の工夫をし、何度も挑戦しましたが結局目標達成には至らず、 1,000,000Hitsへの挑戦はやはり無謀だったのか、あきらめるしかないのかというところまで追い詰められました。

ブランドル様ご乱心を防ぐにはブランドルを外すしかない。しかし二人無限コンボを成し遂げるにはブランドルの圧倒的長さの17Hitsコンボは不可欠。この相反するジレンマに苦しみながら『ご乱心』現象に対して観察と考察を進めた結果、ある事実に気が付きました。

『ご乱心はコンボを終えたキャラがブランドルの近くを横切るときに発生する』。

ならばブランドルの前を横切らせてからコンボを開始すればよい。しかし、そうするとコンボがつながらず本末転倒になってしまう。新たなジレンマに囚われかけた時『閃き』が訪れました。

それが『敵に接近せずコンボができるキャラがいる』。即ちティトとミャムです。

そしてブランドル様ご乱心を解決でき得る一縷の望みをかけてティト育成が始まりました。今思えばこの時の種稼ぎが一番密度が濃かったと思います。わずか一か月足らずでティトの敏捷を4000台まで育てました。しかし、ようやくティトの準備が整ったのですがここでまた新たな問題が浮上しました。それは、

『ブランドルとティトでは完全同期が成立しない』ということでした。

この原因は、ティトのコンボにあります。ティトの投擲型のナイフではワープ移動する場合としない場合がランダムとなってしまい、その結果、COM〜コンボ〜待機〜COM1周りあたりのフレーム数がランダムになってしまいます。これはいくら行動力を調整しても解決できない本質的な問題です。

この問題に対しては結局解決策が見つからず、『常時監視』という方法を余儀なくされました。こうしてプレイヤーが睡眠を取っているとき、仕事をしているときはコンボ数が稼げないという究極に非効率的な19日の連続稼働の後に到達したのがこの動画です。

ちなみにこの動画における大魔王の役割はコメントにありましたとおり、『軍曹の邪魔をしないこと』です(^^)。とにかくブランドル様ご乱心を発生させないようにしてコンボ数カンストを目指しましたが、あっさり1,000,000Hitsを越えたときは衝撃で言葉を失いました。

しかし視聴者の方にも相当の驚きを与えられたようでスマートさとはかけ離れたこの泥臭い挑戦動画には今までで最高のマイリスト登録数をいただきました。


挑戦その6 最大コンボ数への挑戦(4回目)

最大コンボ数1,000,000Hitsでカンストしないことが分かったため、キュロア法による最大コンボ数のカンストは不可能だと判断し、しばらく他のゲームや必殺技集などの作成をしていました。

そんな折、2009年の12月頃、パラダイムシフトが訪れました。それは、動画でも説明した通り、「100%属性耐性と硬気功を持った敵なら常に0ダメージなので無限コンボ可能」というものでした。

すぐに検証を行い、確かに無限コンボ可能であることを確認できました。そうなれば残る課題はあと一つ、「ブランドル様ご乱心」だけでした。こちらの対策は解決方法は簡単にわかっていました。(と、ブランドルしかご乱心しないと思っていた当時は思っていました)。しかし、その解決法の実現は途方もないものでした。

結局ブランドルを外してウルクで代わりを務めるためにウルクの敏捷を900台から9000台へ育てるモチベーションはなかなか上がらず、また途中病気などもしてしまったため、実際にウルクのための種稼ぎを開始したのは硬気功法の発見から1年4か月後の、2011年4月になってからでした。

9か月におよぶ種稼ぎの結果、行動力9000台のエヴァン、カーマイン、ウルクによる完全同期無限コンボが完成しました。あとはPS2の限界までコンボを続けて10周年記念を華やかな記録で飾るという目論見はしかし、カーマインの『ご乱心』によって無残にも打ち砕かれました。

失敗動画を10周年記念動画としてUPすることは正直迷いました。これは完全に僕個人のこだわりなのですが、「とどめを刺して初めて正式な記録」と思うところがありまして、今回は表示上は記録更新は一応しているのですが、僕基準では「記録更新ではない」からです。しかし、挑戦が華々しい成功ばかりではないことを示すため、また他の挑戦者へのきっかけのためUPすることにしました。


挑戦その7 最大コンボ数への挑戦(5回目)

ご乱心は防げない・・・挑戦その6にして判明した残酷な真実に打ちのめされていた頃、ある情報が目に留まりました。それは「ご乱心は走力を下げて攻撃前後の移動をなくせば防げる」というものでした。これまでのご乱心発生状況は確か『コンボ終了後に敵から離れる際、コンボ中の味方の前を横切りコンボ中の味方を押し出してしまう』というものでした。

走力が全員カンストしているせいでコンボ終了後敵から離れるスピードも距離も人間技ではなくなっていたため、それが悪さをしている可能性も十分考えられました。ならば確かに走力を下げることによりご乱心の発生を防げるかもしれない。そう考えていた折、某掲示板で戦闘中に行動力上昇アイテムを装備するとIPゲージの進み方が永遠に早まるという新たな可能性を得ることができました。

この可能性の発見により、後に「ソニックベルト法」となる戦闘中行動力上昇アイテム装備法と走力低下を組み合わせた作戦がスタートしました。当時はまだ走力を下げてもコンボ後の移動自体を完全になくすことはできないため、ご乱心の発生を100%防げる確証がありませんでした。そのため、2組の無限コンボを作ることによりご乱心が発生してもコンボが途切れることを防ぐ作戦としました。

こうして完成したのがこの動画です。ステータスが大魔王時代の30分の1にまで落ち込んで、一般人となったことに思ったよりも反響がありました。しかしこの作戦では完全同期無限コンボは実現できず、挑戦中実に25回ものIP調整が必要になりました。この原因は行動力も前回の30分の1以下になってしまったため、微調整がしきれなかったためと考えられます。

この挑戦以降、ご乱心は発生しなくなりました。逆説的にいうとご乱心の発生要因は『走力を上げすぎること』ということになります。どこまで上げれば発生するかはわかりませんが、走力は一度上げると下げられないパラメータであるため、これから挑戦される方は走力は上げないほうがいいです。僕はこの事実が発覚後、走りの種とヒーロー養成ギブスが大嫌いになりました(^^;)。

とどめの神武竜陣剣ひらめきは、この動画の最後の『華』になるはずでした。しかしご覧のとおり最後にヘマをしてgdgd動画になってしまいました(^^;)。まあ、極度の緊張感だけは伝えられたかなと思います(^^;)。


挑戦その8 最大コンボ数への挑戦(6回目)

挑戦その7にてコンボヒットボーナスの8桁目を確認して、次に思ったのは勿論コンボ数の8桁目の確認でした。そのために必要な課題は、戦闘中のソニックベルト装備による行動力上昇を最大限に生かすことと、完全同期無限コンボを実現させることでした。

当初、ソニックベルトの効果を最大限に生かすためのパーティーとして、レベル1エヴァン(敏捷90)、レベル2ブランドル(敏捷80)、レベル2カーマイン(敏捷98)、レベル5ウルク(敏捷87)を想定していました。当然そんなデータはなかったので、セカンドプレイをはじめることになりました。途中に投稿した寄り道動画でエヴァンのレベルが1だったのはそのためです(^^)。

しかし、挑戦その7で実現できなかった完全同期無限コンボを挑戦その7よりも敏捷が低い今回のパーティーで実現できるのかという懸念がありました。

その懸念を払拭するきっかけになったのが、挑戦その7投稿のちょっと前、『解析者』(結局HNを教えていただけなかったので便宜上こう書かせていただいております)によってもたらされた、グランディアエクストリームにおける至高の式、1フレームに減少するIPの数値に関する公式です。

行動力 / PC行動力平均 / ( PC生存人数*60 + 240) * 10000

行動力・・・そのキャラクターの「現在の」行動力(装備変更による行動力上昇を含む) PC行動力平均・・・「戦闘開始時の」味方キャラの行動力の平均値(戦闘不能のキャラの分も含む) PC生存人数・・・味方キャラの生存人数

この式および挑戦その6の結果より、エヴァン11Hitとカーマイン14Hitとウルク17Hitのフレーム差を求めることができました。具体的にはエヴァン11Hit+15フレーム=カーマイン14Hit+6フレーム=ウルク17Hitでした。ついに完全同期の神髄に到達しましたが、同時に当初想定のパーティーではこの完全同期が実現できないこともわかってしまいました。完全同期実現のためには行動力はエヴァン<カーマイン<ウルクである必要がありますが、初期パラメータではそれが実現できません。種を使って敏捷を上げてしまってはソニックベルト装備変更の効果が下がってしまいます。

ではどうするか。いろいろ試行錯誤しました。アイテムをよく調べてみると、ヒーロー養成ギブスの行動力-40が目に留まりました。ゲーム中唯一行動力を下げるこのアイテムを利用できないか?しかし、ヒーロー養成ギブスはラッキーシャッフルのシルバー、ゴールドの景品だからレベル1のエヴァンでは入手不可能。ならばレベル30まで敏捷度上昇を極力抑えてレベルアップするしかないか。待てよ、一度レベルを上げてもレベルを下げればいいのでは?ん?レベルドレイン・・・?・・・!!!

そんな感じでこの状況を打破する一つ目のパラダイムシフトが訪れました。それは一度は種稼ぎのほうが効率が良いことがわかり忘れ去られていた方法、レベルドレイン法でした。しかも今までとは180度逆の、敏捷「減少」にレベルドレインを利用する方法でした。こうしてレベルドレインによる敏捷逆吟味が始まりました。この方法に気づいたことで行動力の最低値が『0』に更新されました。行動力0付近の世界は笑劇ものでした(^^)。大魔王の世界も別ゲームみたいな世界でしたがニート世界も相当変でした(^^)。

そしてこの逆吟味中に2つ目のパラダイムシフトが訪れました。それは『レベルが低くて攻撃力も低いので無属性武器でも硬気功持ちの敵に与えられるダメージが0になる』ということでした。そうなると同じ17Hitでもブランドルよりはブラッディナイフ装備のティトのほうがHit効率が有利になります。ということで4人目のメンバーをティトにすることにしたのですが、ティトは既にレベル100以上になっていたのでレベルドレインに苦労しました(^^;)。

こうして完成したのがこの動画です。エヴァン、カーマイン、ウルクの完全同期無限コンボを実現するのは相当苦労しましたが、公式を元にようやく導けました。そのHit効率はまさに別次元でコンボの極限『エクストリーム無限コンボ』と名付けるにふさわしいものでした。そして19日間、435時間を費やして辿り着いた1000万Hitですが、当然カンストしませんでした。でも当時の僕はこの記録に大満足でした。そして、この記録が勇者によって越される日を夢見て挑戦を『一区切り』することにしました。


挑戦その9 最大コンボ数への挑戦(7回目)

挑戦その8終了後、1年経ち、2年経ちましたが、記録更新をする勇者は現れませんでした。「エクストリーム無限コンボ」が編み出されてしまった以上、あとはプレイ時間そのものが記録に直結するという状況になってしまったため、挑戦のモチベーションが上がらないのも致し方ないことなのかな、と思っていました。

自分自身での挑戦も『一区切り』を宣言してしまった以上、記録更新する勇者の出現なしに再開するのはカッコ悪いかなと思っていました。それ以前に『グランディアエクストリーム=RPG史上最大コンボ数が出せるゲーム』という認識さえ覆らなければ僕は満足でした。

しかし世の中は本当に広いものです。全く想定外のところから別次元の魔王が現れました。

[TOS] テイルズオブシンフォニア 1000万HITS&10億ダメージオーバー

このぐうの音も出ないほどのコンボ数と挑戦時間。こんなすさまじい記録を見てしまっては、『グランディアエクストリーム=RPG史上最大コンボ数が出せるゲーム』を主張できるはずもありません。こうして2015年7月31日、密かに再挑戦が始まりました。

再挑戦に当たり少しだけエクストリーム無限コンボの改善を行いました。挑戦その8ではエヴァン、カーマイン、ウルクの3人を無限コンボ要員としていましたが、『ご乱心』が発生しないことが確認できたため、エヴァン、ウルクの2人としました。これによりカーマインはHit効率優先装備(主にラ・トラビアタ装備)に変更しました。あと1つ、ティトよりもルティナのほうが更にHit効率が良いという調査結果に基づき、メンバー変更しました。

これによりHit効率がその8では23,024Hit/1時間でしたが、今回は23,394Hit/1時間と1.6%の効率化に成功しました。こうして、当時としてはできるだけの準備を整えたうえで、RPG史上最大コンボ数の称号をグランディアエクストリームに取り戻すべく、再挑戦を開始しました。

結果はご覧のとおりです。コンボヒットボーナスのカンスト確認はできましたが、その時のコンボ数のカンストも見たいという誘惑に負け、無謀な挑戦を続けた結果、129日目の12月5日に失敗しました。

当然失敗のショックは大きく、秘密裏に進めていたはずがつい迂闊なツイートをしてしまいました(^^;)。幸い最大コンボ数記録に挑戦していること自体はバレなかったようですけど(^^;)。

失敗時ツイート

この失敗動画は当初2016年1月31日に14周年記念動画としてアップするつもりでしたが、挑戦その6と同じように記念動画が失敗続きというのもなんだか失礼な気がして、またこの失敗動画のせいで最大コンボ数挑戦者がいなくなるような気がして、結局お蔵入りとなりました。(公開したのは完結編投稿後の2016年9月16日です)。


挑戦その10 最大コンボ数への挑戦(8回目)

挑戦その9の失敗の翌日、「今はまだその時ではない」と考え直し、再挑戦を開始する前に今一度「エクストリーム無限コンボ」のHit効率に改善の余地がないかの調査をすることにしました。改善点としてまず頭にあったのは前回よりも加速した状態で完全同期できる組み合わせを探ることでした。挑戦その8、その9における戦闘前行動力平均は「0.75」でした。これを極限まで突き詰めるなら、戦闘前行動力平均は「0」となります。つまり全員の行動力が0の状態で完全同期ができる組み合わせがあるのか?まずこの調査から開始しました。そして調査の結果、エヴァン6Hitとルティナ8Hitが完全同期することを発見しました。

この発見に狂喜乱舞しましたが、実際にHit効率を測定してみるとその9の23,394Hit/1時間には遠く及びませんでした。これは加速倍率上昇がもたらす待機時間減少によるHit効率増加よりも、1コンボ当たりのHit数減少によるHit効率減少が大き過ぎたためです。この結果にはがっかりしましたが、大幅な1コンボ当たりのHit数減少は著しくHit効率を減少させるという結論が得られました。

次に頭に浮かんだ改善点は完全同期キャラ2人の「コンボ1回分」の長さを合わせる必要はないということでした。「エクストリーム無限コンボ」は待機時間がとても短いため、コンボ数回以内で完全同期が取れれば恐らく無限コンボは可能という感触はありました。この感触を元にコンボ数回分までの長さを含めて完全同期できる組み合わせの探索を開始しました。

しかし、戦闘前行動力平均「0」では発見することが出来ませんでした。そこで戦闘前行動力平均「0.25」に妥協してエヴァン11Hit、カーマイン15Hit、ウルク17Hit、ルティナ11Hitでコンボ数回以内に完全同期できる組み合わせがないかの調査を行いました。しかしこれでも発見できませんでした。

次に戦闘前行動力平均「0.5」に更に妥協して調査をしましたが、これでも発見できませんでした。ここまで調査しても一向に完全同期できる組み合わせの発見に至らず、戦闘前行動力平均を「0.75」にしてしまってはその9と変わりがないことから、23,394Hit/1時間を越える組み合わせはないのか、と一時途方に暮れてしまいました。

そんな状況から半ば苦し紛れにエヴァンを1Hitだけ減らして10Hitにしてみて調査してみたところ、ついに完全同期できる組み合わせの発見に至りました。エヴァン10Hit×5回とルティナ11Hit×6回。発見した喜びに浸る間もなく、この完全同期の組み合わせで本当に無限コンボができるかの確認調査に入りました。

調査の結果、ルティナのコンボ開始をエヴァンから回避9回分〜13回分遅らせた状態であれば無限コンボが可能であることが判明しました。そしてそのHit効率は23,550Hit/1時間と文句ないものでした。ついに調査開始から2か月余りで、最高効率(と当時は思われた)の『エクストリーム無限コンボ・改』に到達しました。

こうして完成したのがこの動画です。178日間、4246時間の連続稼働に耐え抜き、ついに2016年8月13日、夢にまで見たコンボ数のカンストに到達しました。

完結編の動画作成に当たり、3つの驚きポイントを意図しました。

  1. 他のRPGに記録更新されていたこと
  2. 初め60日間といいながらコンボヒットボーナスカンストでストップしなかったこと
  3. 停電で一度挑戦が失敗していたこと

また、この動画には「クロイツのあのセリフ」と「COMBAT4」はどうしても入れたかったのでこんな感じの動画になりました。あとお遊び要素として最後にカンテレの音をこっそり忍ばせたりもしました。

そして2016年8月26日、期待を込めてこの動画を投稿しました。しかし、それから3週間でやっと2,525再生と再生数は全然伸びず、やはり時の流れには勝てなかったのか、グランディアエクストリームは過去の物となってしまったのか、と諦めかけていました。ところがその後、マラリアさんのマイリストや他の様々な要因が重なり爆発的に再生数が伸び一時はランキング1位を獲得するまでになりました。1時間だけですけど(^^;)。

ゲームカテゴリランキング1位

グランディアエクストリームの動画がランキング1位になるなんてまさに奇跡です。これで少しでもグランディアエクストリームの知名度が上がるのならば動画投稿者としてこれほどうれしいことはありません。こうして一連の挑戦の完結編は想像以上の大成功で一時幕を閉じました。

おまけその1『サムネイルの12345679Hits』について

サムネイルが12345679Hitsの理由ですが、12345678を撮りたかったのですが、できなかったためです(^^;)。しかし、「The Missing Eight」とも呼ばれるこの8桁の数は非常に面白い数です。興味がある人は「9倍」してみてください(^^)。

おまけその2『大魔王からの挑戦状』について

『エクストリーム無限コンボ・改』のHit効率を上回る『真・エクストリーム無限コンボ』についてですが、誰かに挑戦してほしいという希望を込めてフェルマー風にしました。今後この件については3つの可能性があると思います。

  1. 『真・エクストリーム無限コンボ』は永遠に発見されない(伝説となる)
  2. 『真・エクストリーム無限コンボ』が勇者の手によって発見される
  3. 『真・エクストリーム無限コンボ』よりももっと効率が良い方法が発見される

いずれになるかはわかりませんが、いずれになっても楽しそうです。のんびり気長に待ちたいと思います。

H29.8.7追記

『大魔王からの挑戦状』は勇者ジミーさんによって3番目の結末となりました。そのあまりの高効率に『真・エクストリーム無限コンボ』は霞んでしまいましたが(^^)、興味のある方は『真・エクストリーム無限コンボ』の発見に挑戦してみてください。

H31.1.31追記

僕が考えていた『真・エクストリーム無限コンボ』を知りたい!という方がいらっしゃったので、2019年8月26日に公表することとしました。今現在挑戦されている方はご了承ください。今日から挑戦を開始すれば十分間に合います(^^)。


挑戦その11 最大コンボ数への挑戦(9回目)

2017年8月7日、ジミーさんによって『真・エクストリーム無限コンボ』よりももっと効率が良い方法が示された後、味方側にももっと効率の良い方法があるかもしれないと考え探索を開始しました。すると間もなく(2017年9月5日)、トリプルアタックで無限クリティカルができる可能性に気が付きました。それを実現するための「正々堂々でクリティカルを出し続ける方法」は10年近く前の「正々堂々でコンボを出し続ける方法」を編み出した時の逆パターンでしたのですぐに解決し、実際にできることが確認できました。そのHit効率を調べてみたところ『真・エクストリーム無限コンボ』よりも13.1%も高効率であることがわかり、極めたつもりでいた1年前の自分はなんて浅はかだったのだろうと苦笑してしまいました。

浅はかツイート

見つけてしまった以上挑戦しないわけにはいかないので、2017年9月6日より挑戦を開始しました(動画内のTake1)。この挑戦の終盤、2018年1月24日〜1月25日の間にBGMが消えるという現象が起こりました。そのまま満身創痍で2018年2月9日、読み込みエラーを繰り返しつつ何とか最後まで到達しましたが、ついにPS2(SCPH−70000)は故障してしまいました。

その後新たなPS2(SCPH-90000)を購入し、再び無限クリティカルの挑戦を始めました(動画内のTake2)。この挑戦では敵を岩石巨人からデュアルフィストに変更しています。その理由は、デュアルフィストがスキル「硬気功」をもつ敵の中で最も大きなサイズのため、とどめのヴォライドのHit数が一番多くなるからです(^^)。この2回目の挑戦は2018年2月20日〜7月26日で行いました。Take2はPS2が故障することもなく無事最後まで行けたのですが、とどめで『トータルダメージオーバーフロー現象』が発生してしまいました。そのため、無限クリティカルの動画をアップすることを中止し、オーバーフロー現象の解説動画を上げることにしました。

またこの動画の中で1年後(2019年8月26日)に『真・エクストリーム無限コンボ』の解答を提示することを宣言しました。

Take2の後、1年後の動画のために『真・エクストリーム無限コンボ』を実際にやることにしました。理論上はできることは分かっていたのですが、『真・エクストリーム無限コンボ』はウルクとティトのコンビで行うので、ティトの投擲型のコンボが何らかの悪さをしてしまう不安感があったからです。挑戦期間は2018年8月1日〜2019年1月25日でした。この挑戦では敢えてがっかり感を演出するため、とどめを地味な合体技「双竜乱舞」にしました(^^)。

『真・エクストリーム無限コンボ』の後、「やっぱりトータルダメージが99999999の無限クリティカルを撮りたい」、という思いから三度無限クリティカルの挑戦を2019年1月29日〜7月2日で行いました(動画内のTake3)。今度は無事、トータルダメージ99999999の映像が撮れました(^^)。

ところがこの挑戦の途中、2019年5月頃、何の運命のいたずらか、唐突にサークルアタックを用いた複数敵同時攻撃の可能性に気づいてしまいました。オート戦闘で同じ敵をクリティカルし続けてくれるかが疑問だったので調査をしたところ、HPが一番低い敵に攻撃が集中するようだと気づき、実現できることが分かってしまいました。しかし、5月から挑戦を開始しても8月26日には間に合わないため、この挑戦についてはTake3が終わった後に開始して、途中まで動画化して未来への可能性を示すということにして動画の名称を「未来編」としました。

なお、未来編の投稿後、コメントに最後の挑戦は途切れたのか?という疑問が投稿されていたので、まだ続いていることを示すために途中経過動画を投稿しました。


挑戦その12 最大コンボ数への挑戦(10回目)

作戦、「c4ループ」による挑戦は「令和元年房総半島台風」と「令和元年東日本台風」を乗り切り、2019年12月6日、無事5体同時カンスト、『4億9999万9995Hits』に到達しました。とどめのライデン×3でちょこっと心配していた「トータルダメージオーバーフロー」も運良く起きずに美しい締めとなりました(^^)。

2020年2月21日、これまでの挑戦を電ファミニコゲーマーさまに取り上げていただきました(^^)。

156日間PS2を起動しっぱなし、RPG最大のヒットコンボ数かもしれない「499999995hits」(4億9999万9995ヒット)を達成した男現る。『グランディア エクストリーム』での狂気のやり込みについて聞いてみたhttps://t.co/bmKVnboROr pic.twitter.com/ylN5YlYAu7

— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2020年2月21日

僕を推薦してくださったぽんしゃぶO2さまに改めて深く感謝申し上げます。

いくつもの奇跡によって偶然もたらされた幸運ですが、これを機にグランディアエクストリームの知名度が上がってくれれば、これ以上の喜びはありません(^^)。


以上が挑戦の歴史となります。長文を最後までご覧いただきありがとうございました。しかしここに記載したのはグランディアエクストリームの「一面」でしかありません。このゲームはまだまだ深い側面を持っています。是非貴方なりの挑戦を見つけ、達成してください。大きな喜びが得られることでしょう。

記載内容にご不明な点やもっと知りたい点がありましたら、掲示板でもツイッターでも気兼ねなくご質問ください。


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最終更新:2020年2月22日  ありのす Created by ez-HTML